すごい塾や先生に出会えるのを祈るより、自分でやったほうが早い!塾なし受験だからできるゆるい中学受験は塾に通うより圧倒的にラクで楽しい!中学受験を考え始めた人も、塾がいまいち合わない人も、最小限の勉強量で効率よく受験対策できる教材とやり方があります。
こんにちは小倉あずきです
塾なし受験に興味はあるけれど、塾に行かないでほんとに受かるの?
塾なし受験なんて素人にはできないはず!
そんなに安くてうまくいくなんてありえない!
偏差値の低い学校しか受からないのでは?
中学受験をするお子さんを持つお母さまの中で中学受験の経験者は27%というアンケート結果があります。
未経験者が圧倒的多数の世界ということで魑魅魍魎が跋扈するわけですが、
大丈夫です。学習手段が選べる時代になっています。
中学受験は親が考えるのをやめたらうまくいきません。
まれに、ママが考えるのをやめたらうまくいくこともありますがそういうのはちょっと面白い系の別の話で、
塾なし受験ができる理由から、塾なし受験に必要なもの、メリットなどをまとめます。
塾なしで受験しようと決めた理由は、受験産業の真っ黒な裏側を知っているから
中学受験という狂気の世界に巻き込まれる一番の原因は
塾に通わないと始まらないと思っている
塾に通えば成績が上がると思っている
塾に通っているから大丈夫だと思っている
塾に通っていれば合格できると思っている ことです。
「塾に通う」のところを「学習する」に置き換えてみてください。
塾に通っても学習ができていなければ結果はまったく出ません。
塾任せにして塾の言う通りに親が勉強から手を引くとどういうことになるでしょうか。
塾に通っていても成績が伸びない、合格しないことが非常に多い理由と業界の裏側を今回ははっきり書いてしまいます。
中学受験生をやっていたので、中小塾、大手塾、家庭教師のメリットデメリットと子どもの現実を知っている。
中学受験の子どものメンタルを知らないとあとで本当に後悔します。
子どもから見える中学受験とは…
【大手塾に通う子たちは…】
■大手塾は進度が早く、
問題の解説もここまでの基礎を完全に理解していることを前提にさらっと進むため解法のわからない問題が増え、
気を抜くとすぐについていけなくなる。
わからない問題が増えると簡単な問題も難しく見えてきて解けなくなることもある。
■宿題が多すぎる。
■クラス落ちしないように頑張るが、上がることまで頑張れない人が多い。
やりようによってはクラスを上がることもできるのに、
「クラス落ちしないように頑張る」をメインを置くため応用問題に手がつかない。
在籍するクラスによっては始めから最後までずっと基礎問題しかできず、志望校に届かないことも。
勉強の負荷が少ないので結局伸びない。
■テストが多く中途半端にかかわる親がそのたびに「だから言ったじゃない」「また同じ間違いをしてる」などとあげつらい
結果を責めるので受験がトラウマになる子多数。
受験期の親子バトルは親が思っているよりかなり根深く、下手をすると一生親を怨むことに。
これは中学受験経験のない保護者の方がもっとも気を付けられたい注意ポイントです。
何気ない親の言葉が子どもを深く長く傷つけています。
他人には絶対言わないのに自分の子どもだとつい言ってしまうのですよね。。
他の何かではなく、目の前にいる大切な子どもを見ましょう。
■魔が差す。(答えを写す、宿題をとばす、やってるふりをする、わかっているふりをする、カンニングする)
魔が差してずるをした結果がうまくいったりすると大学受験になっても抜けない悪い癖になってしまうことも。
塾に通っている安心感で親のチェックが甘いと気づくのが遅れ、
基礎の抜けの期間と時期によっては致命的になることも多く、注意が必要です。
【中小塾に通う子たちは…】
■中小塾はぬるま湯で(勉強以外の時間が)楽しい。
中小なのに集団だから個別の弱点補強や志望校対策はしてもらえない。
質問しやすいことが最大のメリット。
大手から来た子は優等生になれるので気分はいいがレベルが合わないので成績はもちろん上がらない。
中小塾でレベルがちょうどはまると成績が伸びることがあり、
有望であることから手厚くサポートを受けて難関校に合格するパターンがある。
その他の生徒の教室別合格実績はぱっとしないことが多い。
【家庭教師は…】
■家庭教師は相性次第
子どもに合っていて指導力のある先生に出会えれば伸びます。
伸びる理由は、苦手を特定してテキストを選定し補習してくれることです。
問題は伸びてから先生が合っていたとわかること。
伸びるまで分からないので焦れます。
分かるように説明してくれるのでインプットはいいが、アウトプット(演習量)が少なくなりがち。
中学受験の範囲を期間内に網羅・錬成するカリキュラムがないことが多いのが問題。
カリキュラムのしっかりしたZ会の教材などを使って指導してもらうのも一つの手。
中学受験の講師をしていたので、中学受験塾の裏側を知っている。
いやな気分になるのでこれまで書かずにいましたが、今回だけ。書いてしまいます。
大切な我が子を無防備に預ける気にならないし、運命の出会いを待つ時間もありません。
■大手塾の興味があるのは上位クラスの合格実績。
特待制度がある塾では特待生は在籍して教材をもらっているだけで別の塾に通っていることがある。
試験だけ受けるが、常に上位で特待生でい続け、無料で利用させて合格実績を稼いでいる。
上位クラスで難関校に合格した子は相当親の手がかかっている。
■大手塾で経営を支えているのが上位クラス以外のクラスの生徒。
「お母さまはお子さんの勉強に一切手を出さないでください!」といわれて親は喜ぶが、その理由は二つ。
一つ目は、中学受験に我流の解法や方程式を持ち出して子どもを混乱させるのを防ぐため。
これはまっとうではあるが、ほとんど建前。
二つ目が主目的。勉強から手を引かせることで塾のいいなりにならざるを得ない状況をつくること。
季節講習などカリキュラムと関係なくまた集団で学んでも効果のない高額商品を買ってもらうことです。
また、成績が伸びなかったり、最悪結果が不合格だったとしても塾任せの体制になっていれば親にはそうなった原因がよくわからないのでなんとでも納得させられるということも。
なんとでも納得させられるということで、家庭学習がうまくいかないんだねと、ならば系列の個別指導にいい先生がいるからみてもらってごらんと営業できる。
手を掛けずにお金をかけさせるのが塾の営業の正しい姿勢です。
■中小塾・個別指導塾・家庭教師
講師は学生バイトか社会人かで単価が違うが、社会人はただ学生でないというだけでプロ講師と称する場合が多い。
任せっきりにしておくとほとんど内容のない時間が過ぎてしまうので、本日やってほしいことを明確に書いた紙を渡すとよい。本来親がみるところをアウトソースするという明確な指示があればFランの大学生バイトでもできる。
これができる保護者は自分でやったほうが早い。
算数が苦手で検討されることが多いが、相談に行くと
「お子さんが教わっている先生(下手すると、親御様)は数学科を出ていますか」という殺し文句で営業する人がいる。
これで親は大概コロッと落ちる。か、帰り道でじわじわキレる。
中高生向けの営業トークなのですが、初めて聞くインパクトのある失礼な言葉なので目くらましになるのです。
中学受験の算数はまったく数学ではないので騙されないようにしましょう。
むしろ大事なのは国語力。何を問われているか想像する力ですので。
人気のある先生や難関専門塾の副業の先生もいますが、数年先まで予約でいっぱい。超高単価。
中学受験をする子供の親なので、最適な解を求めます
こういう言い方はとてもいやなのですが、
我が子を預けた先生が見ず知らずの中学受験をしていない無名大学の学生バイトだと知ったらどうでしょうか。
そんなの、自分でもできると思いませんか。
学生だって中学受験の基礎くらいはちょっと読めばわかるのです。
それに、子どもに自制心を求めるのは無理で、
遊びたい、自由時間が欲しい、ラクしたい、寝たい……。
各種ズルの誘惑や、勉強以外の楽しみに走るのをどうやってやめさせましょうか。
塾にいわれた通り、塾に預けっぱなしでうまくいくと思いますか?
お子さんがまじめだったとして、まじめにやった子ほど親の言葉に傷つき一生恨みに思います。
ここ数年でできるようになった塾なしでできる中学受験のやり方
まず教材を決める
受験勉強は親力が9割ですが、テキスト選びがすべてでもあります。
塾なし受験というとテキストを親が厳選して…という例が多いですが、ハードルが高い。
学力と志望校にあわせて中学受験対応の市販テキストを選定するのは講師であっても難儀です。
補助的なテキストをひとつ選ぶのでも相当数の中から選ぶことになり大変です。
塾生でなくても購入できるので四谷大塚の予習シリーズを使う方も多いですが、
市販されているテキストを購入して使うということは親がカリキュラムを組むのと同じですよね。
そこに一抹の不安があります。
中学受験には合格に必要な学習単元を網羅する必要があり、それをある時期までに学習効果の高い順番に積み上げて、ある時期からは錬成しなければなりません。
そのカリキュラムを講師経験のない保護者の方がされるのは相当なマネジメント力が必要になります。
相手子どもですので余計に。
やってみてやっぱりちゃんとカリキュラムが必要だとなった時にカリキュラムのある所へ編入するのがまた大変になるので、初めから中学受験専門のカリキュラムのある教材を選ぶことをおすすめします。
それはもうZ会です。親子一緒に学ぶだけで塾なし受験できてしまいます。
この教材がなかった数年前だったら塾なし受験なんてやりません。
四谷大塚とかサピックスとか大手の通信教育もありますが、
メインが通塾生なので冷たい、片手間、そして古いと感じます。
Z会の中学受験コースは必要最低限のボリュームで根本理解ができる基礎問題から、最新の入試問題を研究した難関専門塾の最上位クラスで教わる内容まで学べます。
くわしくは資料請求をして確認してみてください。ほんとに、無駄がないんです。
何度見てもよくわかる動画解説を見ながら親子で丁寧に積み上げて、行きたい学校が見えてきます。
もしかすると口外してはならないことなのかというくらいオープンにされていないのですが、
Z会は向こう側に人がいる通信教材で、塾以上にどんな質問相談でも懇切丁寧に答えてくださいますし、
最難関校志望の成績上位者には個別に学習相談などの対応をしてくれる知られざるサポートがあるのです。
ちなみに、その志望していた最難関校はおそらく受けません。志望が変わってしまいました。
トラディショナルな学校教育に興味を失ったからです。
これからの学校選びは偏差値だけではないのだっ!という記事をいつか書こうと思っています。
でも最難関校を志望しているのがサポート条件のようですので、一応受けるということにしています。
■Z会の教材で過不足があるときはすららがよいです。
低学年から受験を考えている場合は、先取りを考えると思います。
先取りは危険性もあるので一概におすすめしないのですが、
先取りしておくと学びやすくて楽になる分野もあるのです。
すららであれば必要なところを中心に学年関係なく超簡単に先取りできてしまいます。
すららは無学年方式なので先取りが得意ですが他の教材よりさかのぼりも得意です。先取りや発展学習で伸び悩んだ時に頼りになるのがつまずき防止機能。これさえあれば、塾や家庭教師に高い授業料を払わなくてもあやふやな基礎を最速で積み直せるスグレモノ。 […]
スピード不足などで瞬発力を養成したい(時間制限のある小テストをガンガンやる)とか、
抜け漏れの穴を見つけてふさぎたい(小テストでできなかったところをガンガンやる)、
とかにも即効性がある使い方ができます。
いい家庭教師を探しているくらいなら短期間だけすららをやってしまったほうが早いです。
中学受験が心配‼そんなときにはカンフル剤的にすららを使ってみると暗闇から抜け出すきっかけがつかめそうですよ。いちばんの使い方は、苦手なところを手っ取り早く戻り、その流れで同じ分野をちょっとだけ先取りしておくこと。次のカリキュラ[…]
Z会中学受験コースや受験塾もうやめちゃおうかなとか、個別指導に変えようかなと考えること、あるんですよね。でも最短距離で合格力を身につけられるスゴイ教材Z会をやめちゃうのはちょっと惜しい。今や塾、家庭教師に頼らなくてもOKなやり方があるんです[…]
学び方は簡単。失敗しないコツは親が「怒る」「あきれる」「否定する」を絶対しないこと
Z会を使うならカリキュラムどおりに積み残すことなく、軽めのおさらいをしながら毎月学ぶだけです。
ポイントは保護者が先にしれっとテキストを読んでおくことです。
わからない問題が出てきて、親子で考え込んでしまうと子どもが理解できなくても当然と思ってしまいますので。
何を学ぶのかを分かったうえで勉強に付き合うと子どもの疑問や難しいポイントがわかります。
親が読んでもよくわからないこともたまにはあると思うので、
その場合はZ会に質問(いろんな方法があるので簡単に質問できます)しちゃいます。
すると、すばらしくわかりやすく説明した回答をPDFでくれます。
逆に、子どもと同じレベルで学んでいると詰みがちです。。
今わかったことをその場で子どもに教えるのはむずかしい。
中途半端な説明になって子どもが理解できないと、ここで親がキレるパターンが多いのですよ。
受験勉強していて親がキレるパターンは教えてるのに子どもが全然理解しないであきれるということ。
ほとんど解説している側の理解が不十分であることが原因です。
事前に予習していれば、あいつこれ分かんないだろうな…とわかって、どうやって教えたらいいか考える時間がありますよね。それからやればうまくいきます。
たぶんわからないだろうから絶対わかるように教えるというミッションなので、
いかに楽しく簡単に教えられるかが勝負です。怒ったら親の負けです。
教えるときに怒ると子どもが拒絶反応を起こします。
「絶対怒らない」は誓いです。
こんなこともわからないの?とか他人には絶対言わない人格否定も言ったらだめです。
塾や家庭教師は他人なので、絶対そういうことは言いません。
親が教えるのは無理と言われる最大の原因もこれです。
親が中学受験でやってしまう一番の過ちはここですので十分ご留意ください。
あと、たまに子ども相手にマウントを取る方がいるのですが、それもやめましょう。
マウントは子どもに取らせて子どもに解説させるのができる親です。
ほめられただけでやる気倍増。子どもは単純なのです。
覚悟の決め方としては、「全部楽しむ」に尽きます
遊びたい、寝たい子どもが学校から帰ってきてさらに勉強していたらそれだけで素晴らしい。ので、ほめるに値しますよね。ほめるけど、絶対怒らない。受験勉強してる子どもリスペクトです。
ほめてほめて勉強に付き合う。
テキストに分かりにくい解説があれば犬でもわかるくらい端的に説明する。
わからないと子どもはいらいらするのでいらいらしないで楽しくねと促してから面白い話に例えて説明する。
忘れているのは当たり前だから気分よく復習する。
模試なんて名前を書いてくるだけでよしですよ。解き直しはするけど良くても悪くても偏差値は見せません。
他の人と自分を比較し始めたら人生の不幸が始まると考えている家庭なので、
競争は自分自身としかさせたくありません。
みんなができない問題ができると合格できるのではなくて、
合格するのに必要な問題を解けるようにするのが大事なのですよね。
超効率的に学ぶために、子どもは絶対にずるだけはしないと約束。全力で楽しく、お互いに気分よく勉強する。と決めて始めましょう
ゆる受験…
最近聞くようになった「ゆる受験」は5年生以降に初めてがっつり詰め込んで中堅校を狙うというもの。
期間が一年短いというだけで詰め込む2年間は相当ハードです。
わが家は塾なしでのんびり中学受験をしています。
塾の順位や宿題に追われず、狂気の世界とも無縁で、人と比べず、ただやるべきことを確実に楽しくやるだけ。
学校見学をして、難関校でも高倍率でもひるまず子どもが一番合いそうな学校を選び、過去問の傾向に合わせて練習をする。
こんなにゆるくて楽しい中学受験はないと思っています。
通信教育で中学受験なんて、ほんとにするの?という人もいるかもですが、
それは内容とカリキュラム、サポートを知らないからです。
資料を請求してみたらわかります。
塾なし中学受験のメリット
一緒に受験勉強するといいことがあります。
■問題の考え方、解き方、解答の書き方から、復習マークの付け方、おさらいの仕方、解き直し、覚え方、まとめノートの作り方、これら一生使える勉強のやり方が身につくのがわかります。
■親が一緒に勉強するスタイルだと、どこでつまずいたかすぐわかり対応できるため苦手ができにくく、応用も積み上げやすい。塾より少ない量でもちゃんと学力が伸びます。
■勉強は楽しくやらないといけないというルールを決めたため、
どんなことがあっても無理やり楽しいに思考を変えることができるようになります。
前向きに取り組む姿勢が育ちました。
人は生涯勉強するものなので勉強が楽しいと思えたら素晴らしいと思います。
■頭を使い過ぎたときに「糖質、糖質…、」と一緒に食べるブルボンのお菓子とか、
全然はかどらないときにそんな日もあると思い切り親子でだらけつくすとか、
背徳の喜びを共有することもできます。
親が子どもにかかわれる最後の時間が中学受験です
塾なし中学受験は楽しくて幸せな親子の時間を過ごすチャンスでもあります。
中学受験をするのなら楽しい思い出にしなくてはもったいないですよね
入試当日の朝、志望校に向かう子供に、
「いっしょに勉強してくれてありがとう、しあわせだったね」と言えたら、
親子の塾なし中学受験は大成功ですよね (小倉あずき)