疲れただけで終わらせない!

あ~疲れたで終わらせない!抜け目なく活用する学校説明会の歩きかた

学校見学なんて疲れて帰ってくるだけ⁉みなさん、控えめすぎ。質問しないなんて実にもったいない‼ということで、持ち物服装質問準備まで学校説明会の抜け目ない歩き方、学校見学を最大限活用する方法を書きます!

すてきな学校生活

こんにちは小倉あずきです

学校見学に行っても疲れて帰ってくるだけってこと多いですよね。

みなさん、眺めているだけでじつに控えめ。質問なんて全然してないんですよ~

オンライン予約でなかなか参加できないのに

せっかくのチャンスを無駄にする手はない!実にもったいない‼ということで、

学校説明会の抜け目ない歩き方、

学校見学を最大限に活用する方法を書きます!

学校説明会ってそもそも必要なの?本当に行くべき?

これは絶対イエスです。

・入試の方針がわかる

・入試の対策法を教えてくれる

・入試の変更点や新情報をどこよりも早く正確に入手できる

学校が合うかどうかはよくわからないことも多いですが、
上記の情報は塾から伝え聞くより自分で聞いてきたほうが正確かつ有用です。

学校選びなんてまだ考えていないという段階でも、

どんな教育を目指しているのか聞いておくと中高6年間の学校教育に何を求めるのかを考えるきっかけになります。

目標にしている学校があれば見ておくのはもちろんおすすめですが、

目標もだんだん変わってゆくものなので幅広く気軽に見ておくと後々の志望校選びに役立ちます。

また、今はほとんどの学校見学が抽選で、のんびり構えていると一度も学校を見ずに受験の当日を迎えるなんてこともありますので、行けるときにできる限り見ておくのがおすすめです。

来校型の学校説明会が少ない学校でも、首都圏模試などの公開模試の会場になっていて模試受験者だけに学校説明会を開催することがあります。

子どもが模試を受けている待ち時間に資料をもらって説明会を聞いて、校内を見て回り、先生に直接なんでも質問できるという夢のような学校説明会です。おすすめです。

学校説明会はいつから行くべき?

中学受験を考えだしたらすぐにでも行って見てきましょう。

お子さんがまだ飽きてしまう年齢であれば保護者の方だけでも良いと思います。

学校によっては学年の指定があったり、保護者だけの見学は不可であることもあるので、

気になった学校のHPで見てみましょう。

学校見学をして、良いと思ったら過去問を見ます

(最近は少なくなりましたが試験問題の実物をもらえる場合がありこれはお宝です。
赤本で解くのとは違い、仕様に合わせた工夫ができます)

するとお子さんがこの試験問題に合うかどうか、ご縁があるかどうかがわかってきます。

試験問題はその学校のアドミッションポリシーそのものなので、どんな生徒が欲しいかよくわかります

基礎基本を重視しているのか、考える力が必要なのか、スマートに対応できるスピード処理型なのか、

丁寧に解法を書かせるのか、記述力を求めるのか、ミスをしない力なのか、己を信じて最後まで解き切る力なのか、

果敢なチャレンジ精神を求めているのか……

その時点で問題が合わないと感じれば、受験の日までに対応できるように学べばよく、

もちろん早く気づいて対策する時間を長くとれるほうが有利なわけで、

対策方法が決まってやる気も出るということで、早く見ておくことをおすすめしています。

学校説明会は誰が行くべき?

ここ最近は、受験生+保護者1名のパターンが多いです。

受験勉強に付き合うのがママである場合が多いと思いますので、この場合はママ。

こういうのは向き不向きというのもありますので、パパが来校するご家庭も多いです。

最終的に受験校を決める段になるまでに保護者とお子さんの全員が見ているのが理想だと思います。

誰しも直感があって、この学校は絶対イヤ…という感覚になることも多いです。

そういう直感も大事だと思います。

わが家の話をしますと、伝統校の校長先生の人柄に感銘を受けた我が子でしたが、次年度に退任されてしまい、

一時期、完全に目標を失ってしまいました。

でも、それでよかったと思っています。

目標にするには最適の難関校でしたが、自分で行きたい学校を探さなくてはという意識ができて

まだ数年先の中学生ライフに現実味が出てきました。

学校説明会で浮かない服装は?

お子さんは清潔感のある服装と髪型であれば何でも大丈夫です。

ポロシャツとかシャツ、ブラウスとかちょっぴり賢そうなスタイルだと完璧です。

バッグはリュックが多いです。靴も運動靴で大丈夫です。水筒を持っていると好感度アップ(個人の感想です)。

お父さまはお子さんに準ずるような…清潔感があればOK

気になるのはお母さまがなにを着るか、ですよね。

女子の伝統校だとお受験スーツを着ている方もいらっしゃいますが、それでさえ現在は少数派ではと思います。

お受験スーツがなぜあの仕様かというと、

お子さんが主役であるので地味で控えめでノーアクセサリーな良妻賢母というイメージを作るためです。

良妻賢母で有名な伝統校でも今や進学校、自立し社会に貢献できる女性の育成と謳っていますから

学校が求める母親像も変わってきているように感じます。

そもそも中学受験で母親像なんてものは求められていないので、

伝統校以外はお受験スーツでないほうがむしろ無難です。

ついにお受験スーツが浮く時代になりました。※小学校受験はまだまだお受験スーツマストです

色は黒、紺、白、ベージュあたりが無難で、ワンピースでもスカートでも、パンツでも、大丈夫

良妻賢母でも働く母でも常識のありそうな感じ、あんまり目立たなければOKです

紺、黒、白、ベージュでどうにかしておけば浮きませんので!

ユニクロでもGUでも大丈夫です

靴も、ヒールじゃなくて大丈夫。地味でシンプルならスニーカーでもOKです

学校説明会の持ち物

・事前申し込みが必要な場合はその際の申し込み票など

・体験授業などの場合は内容により準備(持ち物、着替えなど)

ペン

上履きとスリッパ(不要な場合もあり)
 及び靴を入れる袋(ビニールでもOKシャカシャカしないよう注意)

・水筒など飲み物

・アメ(咳き込んだ時にあると助かる)

・暑さ寒さ対策グッズ

・ハンカチとティッシュ、消毒液など

学校は暑かったり寒かったりすることがあります。

夏場の学校見学など冷房のない場所が続き全員汗だく…ということも多いので、対策しましょう。

保冷剤を沢山持っていったら役に立ちました。

手のひらや首筋を冷やすだけでだいぶラクです。

ペットボトルカバーなどに入れておけばバッグの中でも濡れません。

寒い時期は講堂が寒いことがあります。ストールやカイロなどで対策しましょう。

なぜか近くにコンビニがないことが多いんですよね…

うっかりペンを忘れて走り回ったことがあります。

学校説明会で確認してくること①アクセス

面倒だからと車で出かけませんように‼

たまにタクシーで正門前に乗り付ける方がいらっしゃいますがちょっと目立ちます。

という意味だけでなくて、

実際通うとして見ておくべきことが多いのが通学路の環境

電車の上り下りで混雑度がちがいます

電車の乗り継ぎのむずかしさや距離、時間

現実的な通学時間、料金かどうか

徒歩が多すぎないか

坂道がつらくないか

人目が多いか少ないか

車の往来が危険ではないか

雨や雪の日に困らないか

毎日通うことになる通学路ですので重要なのです。

これがネックで志望校を考え直す人多しです。

学校説明会で確認してくること②受験生の雰囲気

きりっとしてる子が多いとか、個性的な子が多いとか、のんびりしている子が多そうとか、

志望している子どもたちが同級生になるとして合うか合わないかがわかります。

学校説明会で確認してくること③受験生ママの雰囲気

これ、ほんとどこの学校も違うんです。

子ども思いの優しそうな方が多い学校

他者に対して配慮する方が多い学校

我先にと前のめりな方が多い学校

ライバル意識がピリつく学校

都会的な方の多い学校

いいお家の方がとても多そうな学校

公立っぽい学校

気軽に見に来た方が多い学校…

うわぁ、こういうのいやだわぁ…ってこともありますので見てきましょう。

保護者がいやだけど学校はいいという場合は何度か回数を重ねて考えてみましょう

親を見れば子がわかる、といいますし。

学校説明会で確認してくること④先生のやる気

校長先生が熱く語るのを先生方が淡々と見守っている学校

生徒主体で先生がサポートに回っている学校

各担当の先生が熱く、楽しく語る学校

先生に話しかけて質問すると親身になってなんでも答えてくださる先生

質問したら、上の先生に確認に行ってくださる先生

在校生との距離感や受験生に対するまなざし

オンラインでも工夫して躍動感ある説明会を開催してくださる先生方

ちょっと気にするだけでどんな先生がいらっしゃるのかよくわかります。

先生方の労働環境が厳しい、忙しすぎる話はよく聞きますが、

そのなかで教育に対して情熱を持ち、変化をいとわない先生方がいらっしゃるのも事実。

ふつうの職業観として、同じ報酬なら面倒くさくないほうがいいと保守的な考えにまとまりそうなところを

これからの時代にあわせて先生自身が考え変化することをよしとするなんてことは本当に素晴らしい学校の証左ですよね。

ぜひ、先生方とお話ししてみてください。

素敵な先生がたくさんいらっしゃいます。

もちろん、そうでない方も…

学校説明会で確認してくること⑤在校生の雰囲気

案内係をしてくださっている在校生にいろいろお話を聞くのも大事ですし、

土曜日などで授業や補習、部活などをしている生徒さんの様子を見るといつもの雰囲気がわかります。

先生と話している様子や、友達同士の感じなど。

通学路や電車の中での様子がいちばんわかるかもしれません。

もしも学校見学に参加できない場合は、通学路だけでも見てくると得るものがあります。

学校説明会で確認してくること⑥トイレ

トイレのきれいさは重要ですよね。

お借りしてみましょう。

ハンカチをお忘れなく。

学校説明会で確認してくること⑦飲食系の設備

パンなどの販売の有無

お弁当の予約販売の有無

売店の有無

自動販売機では飲み物と他に何を売っているのか

一貫校はお弁当というところが多いと思いますのでそのあたり手抜きができそうかどうかを確認したく。

また、部活前後や夏期の飲食物の補充ができるかどうかも

おやつを持っているのがみつかると没収されると在校生に教えてもらった我が子は

その学校を受けないと言い張っています。

部活のあとにお友達とおやつを食べるのが夢なんだそうです。

ひとり飲食環境を中心に目を光らせて学校を見学しています。

学校説明会で確認してくること⑧教育設備(理科室の数と設備、図書室、プール、PC教室、校庭の広さなど)

理科室の数と充実度は理系教育にどれくらい注力しているかがわかります。

図書室は本屋さんと同じ。品ぞろえを見れば学校がわかります。

プールは好きでも嫌いでも要チェック。嫌いの場合はない学校を選べば安心。

PC教室などもIT教育系のやる気が測れます。

校庭や体育館が充実していると運動部、体育好きはいいですが、体育苦手の子には意外とよくないかもですね。

在校生に好きな特別教室を聞いてみると自慢の施設を教えてもらえるかもしれません。

学校説明会で先生に質問してみたいこと

パンフレットやHPに一通り書いてあるので

それ以外の内容を質問するか、さらに掘り下げた質問をやんわりとするかがよいと思います。

生徒さんもそうですが、先生もほめられたらイヤな気はしませんので、

ほめベースでお話を聞いてくると質問した以上の情報を教えてくれることが多いです。

人数や時間の関係でなかなかチャンスがないかもしれませんが、

機会があれば楽しく話していただいて、しっかり聞いてきましょう。

【高校への進学関係】

・高校への進学条件やテストの有無など

・高校進学時に外部に進学する人(進級できない人)の数と理由

【入学後の学習関係】

・通塾率(大学入試準備や、定期試験対策でどのくらいの生徒が塾に通っているのか)

・学習サポート(わからないところがあるとき皆さんどうしているのか

・成績の順位が掲示されたりするかとか

・算数が得意でなくても授業についていけるかとか

・探求やSTEAMなど興味のある教育内容のこと

【入試関係】

・入試のとき、計算用紙があるかどうか

・記述問題が苦手なら対策の方法を教えてもらうとか

【生活指導関係】

・宗教教育のこと

・パンやおにぎりなどの販売や売店があるかどうか

・学食や自販機は中1でも使えるのか

・習い事などへの寄り道は可能か

・スマホのきまりがあるかどうか

・自転車通学は可能かどうか

・入りたい部活がある場合はそのことなど

などなど

学校説明会で在校生に質問してみたいこと

学校説明会のサポートをしてくれる学生は心根の良い子しかいません。

でも先生には聞きにくい現場の声を聴くことができます

ぜひ質問して話を聞いてみましょう

厳しい先生が多い?

宿題は多い?

勉強は難しい?進度は速い?

小テストは週何回くらいある?

みんな塾に通っている?

勉強がわからないときはどうしているの?

高校から別の学校に行ってしまう人はどのくらいいる?

先輩怖い?

部活は大変?

いいところとちょっといやなところは?

校則きびしい?

おやつは食べられるの?

売店ある?

将来なにになりたい?

特徴的な入試問題の学校の場合はどうやって勉強したのかアドバイスをお願いできませんか?

などなど。

個人的な質問を避けて質問すればいろんな話をしてもらえます

そして、学校のありのままの姿が伝わってくるはずです。

これで準備はばっちりですね!実りある学校見学を‼  (小倉あずき)

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