スランプからの復活

すららを中学受験生にがっつり使ってみたら…感想を書きます

中学受験が心配‼そんなときにはカンフル剤的にすららを使ってみると暗闇から抜け出すきっかけがつかめそうですよ。いちばんの使い方は、苦手なところを手っ取り早く戻り、その流れで同じ分野をちょっとだけ先取りしておくこと。次のカリキュラムに入るときに余裕ができるので自信が取り戻せます。すららは無学年方式なのでいま必要な目的にばっちり合わせた対策がその日のうちにできるのがいいところ。教科書通りですすめるのではなく、必要な分野をまとめて学べます。

中学受験復活のすらら

こんにちは、小倉あずきです

中学受験は山あり谷ありで、ある日苦手ができてつまずいたり、難しく考えすぎて迷子になったり

自信がなくなってやめたくなったり、高校受験を考えだしたりするものなので、

そんなときにはカンフル剤的にすららを使ってみると暗闇から抜け出すきっかけがつかめそうですよ。

いちばんの使い方は、

苦手なところを手っ取り早く戻り、基礎問題をたくさんこなし、

その流れで同じ分野をちょっとだけ先取りしておくこと。次のカリキュラムに入るときに余裕ができるので自信が取り戻せます

すららは無学年方式なのでいま必要な目的にばっちり合わせた対策がその日のうちにできるのがいいところ。

教科書通りですすめるのではなく、必要な分野をまとめて学べます

中学受験の塾のほとんどが授業を聞いてから家庭で復習する方式で、

予習してから授業で解説、演習、応用をやるというのはまれ。

なんでかというと、家庭で予習と復習とどちらもすることになって、こなせなくなって低迷するからです。

とはいえ初めて聞いた話をどれだけ理解できるかは、個人差がありますよね。どっちにしても理解不足はでてきます

そこで、ちょっとだけ予備知識が入っている状態で授業を受けると楽になるということがあって、

プチ反転学習というか、

つまずきやすい分野だけかんたんに復習しつつ先取りしておくと、難しい分野も理解しやすく定着しやすい

なので、もうひとつの使い方は、

先取りしておいたほうが楽になる分野だけを先取りしておく、です。

簡単な復習と予習にすららを使うと自信のないときはとくに学びやすくなります

なので、中学受験に不安を感じたら、個別指導に頼る前にちょっとやってみるといいです。

中学受験のハードな学習のフォローにピンポイントで活用するのをおすすめします。

で、どんなところを重点的にやっておきたかったかについて、次の項目で書いてみますね。

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すららを使ってみた理由

基礎問題で反射神経を鍛えたかった

Z会中学受験コースで中学受験対策をしています。

Z会は考える力を養成する問題が中心のとても良い教材で、ちゃんとこなすと最難関校まで手が届きますが、

悩んだ時の基礎練習教材がありません。

すららの小テストは5分からできて基礎問題の反射神経を鍛えるのに最適なので使う時期を絞って使うことにしました。

手薄になりがちな小学校での英語対策をしたかった

オンライン英会話をやっていて英語好きなのですが、ペーパーテスト対策をしていません。

文字を書く、単語を覚える、並べ替える、英文を書く、

すららの英語は小学生でも非常に簡単に学べます。

中学の先取りまで簡単にできるのが心強いです。

中学入学後、スタート地点で差がついているのが英語ですから、

この辺りは地味に重要ですよね。

キャラが超簡単に解説してくれるのを聞いて楽しく学べてしまうので、息抜きにできそう。

中学受験の歴史の先取りがいちばんの目的でした

中学受験社会一番の山場、歴史。初めて聞いて興味が持てなかった場合は大苦戦決定です。

自分が歴史で苦労したのでこれまで図鑑、マンガ、動画、親が三千年分しゃべるなどさまざまな作戦を講じてまいりましたが、予習復習小テストで使うならすららが最適と言わざるを得ません。

なにしろ、わかりやすい。覚えやすい。

英語もそうですけど、説明するときに、言い方ってありますよね。。

言い方によってはなんだかよくわからないけど、そういってもらえればわかるのになっていう。

すららは全体的に「教科書にありがちな言い回し」を「人気ユーチューバーが超簡単に説明してみた」に置き換えた印象です。

どうしてそんなことになったのかとか、ワケ、流れが今っぽい解説で理解できるようになっています。

痒い所に手が届く今までになかった教材で、目から鱗。

塾からも早いうちに歴史漫画を読んでおくよういわれますが、

歴史マンガ読むなら、すららやったほうがいいと思います。

歴史マンガ読まないお子さんだったら絶対やってほしい‼

初めての歴史は小学校分野でざっと⇒ざっと理解できたら中学分野で詳細を⇒歴史の知識完成です

この後入試対策を積めば完璧。

歴史はほんと、全力ですらら推します。

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割合と場合の数と図形のドリルをやりたかった

そんな頃ちょうど初めての壁に突き当たり、割合が理解不能に。

どうも手が動かないなと思っていたら

「あたし、算数できないのかも…」なんて言い出す始末。

割合

割合は抽象度が高いので、はじめて解説されてぱっとわかる子のほうが少ないと思います。

また、後々の応用のために正確を期して「くらべられるりょうわるもとにするりょういこーるわりあい」と教えてそれを3パターン覚えろといい、使ってみろと言います。

すららもこの説明は同じなのですが、一行問題を沢山解くことができて、同じ問題が出ることもあるのですけれど、それでもこの単純な練習を繰り返し操作してみることは重要なのです。

そのうえで、いったん忘れて、買い物に行く。

しっかり考え後いったん忘れることは意外と効果があって、
次に学ぶときに理解が進んでいることが多いんですよね。

店先で1パック1,000円のお肉が2割引きで売っていた。3割引きなら母は買うと言っているがどのくらいちがうのだろうか、とか。いくら得かなら0.2を掛けるし、いくらで買えるかなら0.8を掛けるなり、2割と3割では200円と300円の違いだがその差を求めるなら1割で0.1を掛けるとか生活の中で割合という概念を考えてみるうちにわかるようになるようなものでもあります。

それからしばらくたってまたすららの一行問題を解いてみて割合を使いこなせるように身につけました。

割合ジャンルは小学校範囲にしかないのでこれを全部やってもそんなに時間はかからず、一日でできました。

割合でつまずいてすぐ取り組んだので、食塩水の濃度問題も!いっしょにやったところ、

この先取りのおかげでか、みんなの苦手な食塩水、涼しい顔で通過できました。

場合の数

場合の数は基礎(樹形図)が小学校範囲に、中学受験用には中学範囲の確率(計算で解く)がこれにあたります。

解説もわかりやすいので、苦手なお子さんにはいいと思います。

場合の数は何通りか求めることと、重複して数えていないかを考えることが重要ですが、

しばらくやってないと勘が鈍ったり忘れたりします。

中学校範囲の小テストは問題数が豊富なのでまめにやっておくと安心できます。

図形

近年頻出分野になっている図形。平面図形、立体図形に加えて近年はやりなのが立体の切断。

図形が苦手だとまずいですよね。

これらも、すららの中学校範囲で先取りしておくと安心して積み上げられます。

重ねて地理分野を忘れ始めており、理科の重要単元天体、植物、動物、人体、地層、てこ振り子もドリルをやりたい!

小学校分野を単元別に小テストして、おさらいし、

ざっくりくくって小テストして、確認し、

中学校範囲で単元別に小テストしておさらい。

模試前にざっくりくくって小テストで確認。

小テストで確認しながら必要に応じて復習するといいです。

中学受験の理科社会の知識分野は、ほぼ中学範囲のもの。

アプリ感覚で確認できるので、一問一答のテキストをやるより今の子には息抜きになりますよね。

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中学受験にすららは向かないのか

すらら単体で中学受験はできません。

中学受験には網羅しておかなければいけない学習範囲があり、それを無理なくこなすためにカリキュラムが必要なのですが、

すららでは中学受験用のカリキュラムは作られていません。

ですが、単元ごとカテゴリごとに小中、学年関係なく学べるという点ですごく中学受験の補習向きだと思います。

なので、我が家のようにZ会や中学受験対応の塾でカリキュラムをこなしながら、すららで部分的に補習していく方法なら中学受験に最適です。

小テストをペーパーレスで山ほどできるので、抜け漏れがないかどうか細かくチェックできるのが最大の魅力です。

「小テストを山のように」は小規模な塾、家庭教師、個別指導積年の夢で、これが実現できたらてきめんに成績は伸びるのです。

これをなんと家庭でできる…というのが「すらら」というコンテンツの凄いところなんですよね。

模試の前など、範囲を指定して沢山問題を解いておくと結果が出しやすいです。

中学受験のカリキュラムの中には消化しきれないレベルのものも出てきますが、

基礎さえ完成していれば対応できる入試問題が多いのも事実。

苦手分野はゆるく基礎を固めてから積み直すのが早道です。

なので、ずっと継続し続ける必要はないかなと思います。

今必要な対策を今すぐできるのがよいところです。

1,2か月集中して使って、しばらく休んでまた必要な時に使っています。

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すららでこんなことができた

スランプを脱出できた

よく考えなければ解けない問題が増え、難度が上がるとき、

たとえば、学年が上がるときなどですが、

子どもも疲労がたまってきます。

いままで順調に進めてきたお子さんでもちょっと解けないループにはまってしまうと

急に自信がなくなって、底辺に落ちたようなスランプに陥ってしまいます。

そんな時に必要なのが自信を回復すること。

いままでより少し易しい問題を沢山解いて、基礎を確認することです。

反射的にできる問題が増えると

考え込んでいるだけで手が動かなくなっていた子の手が動くようになります。

気楽にやること、楽しく学ぶという原点に立ち返ることができます

そうすると不思議なもので、考えないとできない問題をやりたくなるようで、

易しくても、難しくても楽しんで解くことができるようになりました。

受け身の姿勢から自力で問題に向き合う姿勢に変わった

近年の中学受験の問題は、条件を読み取り整理する、手を動かしながら考える問題が主流になりました。

少し前までは難関校に多い出題傾向でしたが、

大学入試で考える力が重要視されるようになったため、中堅校でも基礎問題であれ、考えさせる問題が増えています。

問題を読んで、問われていることを考え、どこからどうやって解くのかプランを考え、正解を出します。

なので、考えないで解けるシンプルな問題はある意味で癒し。

やることが決まっているので自動的に手が動きます。

するとスピードアップしようとか、量をこなそうとかいう余裕がでてきて

意欲が出てきます。これは結構大事でした。

我が子の、遅い、集中力がない、テストに弱い、は全部受け身の姿勢が原因だったからです。

分かっているのに、解ける気がしない、自信がない、人を頼りたくなるのは

間違えたくない、振出しに戻って出遅れたくない、のプレッシャーからくる受け身の姿勢

簡単な問題で何度でもチャレンジできる。フットワークを軽くしたのがよかったようです。

中学受験の単元学習は中学校範囲の先取りだとわかった

中学受験をしない内部進学の子たちが中学進学後の学習で困るのは

中学受験の内容が中学の先取りだからでした。

中学受験勉強の補習をしているつもりで中学分野のすららを使っていくと、

中学校でやるべき内容がどんなものなのかすっかりわかります。

ということは。

中学の先生が作る入試問題の背景がわかる。

中学入学後の学習のイメージができる。

この先どんな受験になろうと、たとえ高校受験になろうと戦える気がしてくるのです。

だからなんだというと、子どもの戦う姿を支える保護者の心に余裕ができます

子どもがスランプだといえばもうだめかと思い、

模試の成績が不振ならもうだめかと思い、

考え込んでいる問題を見て解いてみようとすればもうだめかもと思い、

母のメンタルは相当に余裕がありません。

先を見通す目があれば、揺れ幅は少しで済むのです。

当日配布される教材を必死でこなすタイプの学習はどこかで病みます。

予習先取りが必要なのは、実は保護者のほうです。

すららをやりながら今やっている中学受験のこの先のカリキュラムを今一度確認してみてください。

いつまでになにを完成させればよいのか、大枠がわかればやるべきことが見えてきます。

すららの単元一覧表PDFを見て、チェックを付けながら固めていくと学びやすいです。

すららではこんなことはできない…

漢字と言葉の知識

漢字と言葉の知識については別に対策したほうが良いです。

手書き入力が不安定でいらつきます。手書きOFF設定での学習をおすすめします。

国語は読解問題の再現性を高める・攻略するには非常に良いですが、言葉の知識は学べません。

すららに安住してはいけない

基本問題の確認がメインなので、応用問題もありますが考えさせる問題は多くありません。

さくさくこなせて心地よいのですが、

中学受験生はよきところで受験用のカリキュラムにちゃんと戻ることを忘れてはいけませんよね。

問題の傾向でいうと、定期テスト、公立高校入試、旧センター試験対策を得意としているということからも

確実に身につけておかなければならないところをもっともシンプルな形で素早く身につけられます

これは改善してほしい…すらら

細かい使いにくさがあって、慣れるまでちょっと手間取ることがあります。

・いまのところ手書きは諦めたほうがよいです。

・入力でもできればキーボードのある状態で学習するほうがやりやすい。(ポップアップする入力画面から、たとえば分数の入力方法とかがわかりにくい。)

・半角でないと間違いになってしまうという縛りがわりと面倒。

・速度は×1,×1.2、×1.5までできますのでスピード的に悪くないですが、もうちょっと改善してほしい。

・間違ったときに出るビープ音が、その解答を見るを押すと再度鳴るのはちょっとめげます。

・レクチャー動画の最後がちょぴっと切れているのがあるのはなんで?

こまかい話ですが、すららの気になるところはこんなところです。

これらが原因で解約したいとは思いませんが、

入会後しばらく経ったころ使いにくいところなどはないかとお電話をいただきました。

上記のようなことをお話ししたところ、現在改良中のところばかりでした。

ユーザーからのフィードバックをもとに改良を続けるとおっしゃっていたので、いい会社だなと思いました。

さいごに

学年別の教材が多いので、無学年方式の教材というのは使い方に多様性がある分迷いも生じやすいかと思い

実際に活用している感想をまとめてみました。

膨大な量の知識の確認や、つまずいた単元の発見と対策をすららですることができます。

先に進むだけの勉強で復習ができていないと、受験学年になったときに復習しなければならなくなりますので、

よきときに、集中して活用されると効果的です。

他の記事でも書きましたが、すららの体験ではドリルとテストが使えません。

これを使えないとすららの良さが体験できませんので、

気になったら予算と期間を決めて使ってみるとよいと思います。

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ゆとりある学習生活を送れますように!  (小倉あずき)

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