【オンライン英会話】 小学生には無理なの？

オンライン英会話なんて大人向け。ちょっとできる人向け。外国人と話すなんてうちの子には無理そう。

いいえ、人前で話すことが苦手な子こそいまのうちに少しずつ練習させてあげましょう。

2020年指導要領改訂で子どもたちは英語を話すことから逃げられなくなってしまいました。

新指導要領ではオールイングリッシュでの授業とリーダーと文法に+リスニング+スピーキング+作文
グループでのディベートやスピーチなどが英語の授業で行われています。

だとしても小学生にはオンライン英会話なんて無理だと思われますか？

じつは少し前まで私もそう思っていたのです。

でも今や私立学校に限らず公立学校でも当たり前に導入されていて、

お安い英語教材にも月1回くらいのオンラインレッスンがついていることが多くなりました。
4技能を謳う場合にはスピーキングを、どうしてもオンラインレッスンなしでは標榜できないからです。

小学生ママさんのお友だちが子どもの英語学習のことで悩んでいて、わたしもそうだったととても共感したので

同じ気持ちを抱えているみなさまに向けて

オンライン英会話は子どもの英語学習に合わないのかどうかを書いてみます。

無理じゃないオンライン英会話の選び方やゆるくて効果的なやりかたをご紹介します

そんなんで英語どうする問題から解放されちゃっていいのか？ってくらい簡単でしたよ

わかるなあ・・・と思いました。

でもこの方、全然焦っていないんですよね。お子さんが優秀なので子どもに対する信頼感がうちなどとは違うのですよね。うちなんてまず、やらせなきゃやらないしやらなきゃできないだろうと思ってしまいますからね。羨ましいかぎりです。

うちでやっている学研グループのオンライン英会話の例を使いながら、一つずつ見ていきます。

オンライン英会話 小学生には無理？ポイント1「知らない人としゃべりたくないタイプ」

英語学習の一番のハードルですよね。

基本的に知らない人と話したくない。外国人怖い。

最初にあるあるなイメージを修正しておきますが、

まず、初めての英会話では世間話ができるほどしゃべれないので、決まったことをやり取りするだけだということ。

例えば、

はじめまして。 Nice to meet you.
こちらこそ、はじめまして。 Nice to meet you, too.
私の名前は〇〇、ティチャー○○です。 My name is 〇〇.teacher○○。
お名前を教えていただけますか？Can I ask for your name?　What your name?
名前を言ってみましょう→My name is 〇〇.またはI’m 〇〇.
元気ですか？ How are you(today)?
元気ですと言ってみましょう。→　I’m fine, thank you.

この程度ですから心配ありません。心配な方は詳しく書いている記事がありますので読んでみてください。

参考；【オンライン英会話】 超初心者・子どもでもできる！初めて受講7つのコツ

日本人のくせに外国人みたいなへんなテンションでハローハロー英語なんてものは何かの幻ですのでご安心を。

陽気でないわたしのような者でもできるのです。

ここで気を付けたいのは、きちんとカリキュラムのあるオンライン英会話を選ぶことです。

カリキュラムがしっかりあれば、25分間ずっとやり取りする題材・フレーズがあるので
“イレギュラーな会話はしないでねオーラ”を出していれば
カリキュラム内のフレーズを繰り返して覚えるだけでそれ以上のややこしいことはおこりません。

反対にしっかりしたカリキュラムを持たないオンライン英会話を選んでしまうと、
フリートークが中心であることが多いので、世間話をしないわけにはいきません。
聞き取れないし、よしんば聞き取れたとしても、なにも言葉が出ず、
苦笑いしたまま気まずい沈黙の25分を過ごす…。
オンライン英会話の怖いところってこれが一番じゃないかと思うんですがいかがでしょうか。

フリートークは楽しいので、カリキュラムのあるうちでやっている学研グループのオンライン英会話でもレッスン中に話を振ればどんどん楽しめます。

でも、慣れてからでいいですよね。慣れるまでは、必要以上に話す必要のないところが安心です。

→学研グループのオンライン英会話の公式ページを見てみる

しゃべりたくない人ほど実はオンライン英会話が向いている

英語学習はしないといけないと思っていると、冒頭のママさんは言っています。

今後始める可能性のある英語学習ってどんなものがあるでしょうか。

■中学校～学校での英語
新指導要領によりオールイングリッシュでの授業とリーダーと文法に+リスニング+スピーキング+作文
グループでのディベートやスピーチなど。

■英会話教室や英語教室
学校に準拠した指導+リスニング+スピーキング+作文のグループレッスン

■公文や通信教育での英語学習
学校に準拠した指導+リスニング+作文を指導者なしで学ぶ。
オンラインレッスンが付帯するものもあるが、回数が少ない。

■オンライン英会話
学校に準拠した指導+リスニング+スピーキング+場合により作文の個人レッスン。

英語4技能といいますが、従来、読む、聞く、中心だった英語教育を使える英語とすべく
「話す」、「書く」の時間を増やすことになりました。

中学の英語でもそうなるということは、しゃべりたくないタイプのお子さんには試練だといわれています。

英会話のグループレッスンを受講したことのある方も多いと思いますが、

みんなの前で話すって、いやですよね。。

とくに男の子で、グループレッスンだとなんにも話さないで1時間終わってしまって高い料金払って何しに来たんだかということはよく聞きます。

公文や通信教育で文法中心にしっかり勉強しても、聞くと話すはどうしても弱い。

でも新指導要領がしゃべる方向になっているということは
大学受験がしゃべる方向になるということですので
人前で英語をしゃべるということはすでになかなか避けては通れないことになっています。

みんなの前で英語を話すのを少しでも嫌じゃなくする方法としてオンライン英会話を習う意味もあると思います。

しゃべりたくない人ほどオンライン英会話がおすすめという理由は、

よく考えてみたらものすごく気楽に始められそうじゃないですか？

自分が英会話スクールでだめだったクチなので、オンラインのありがたみは身に染みています。

1対1で、先生を選べて、同じ空間にいないので逃げ場もあるというのは引っ込み思案にはうってつけ。

くれぐれも無理して陽気にハローハローしようと思わないことです(お嫌いでない方は楽しんでくださいね)。

やがて始まる中学以上の英語の授業でストレスなく学ぶ下地を作ることができます。

オンライン英会話 小学生には無理？ポイント2「親が英語無理。の場合」

これはもう、じつはみなさんそうじゃないでしょうか。

オンライン英会話のサポートなんてできないと思うでしょう。英語苦手だしと。

画面から外れたところに座ってわたしの作ったカンニングペーパーを開いてですね、

聞き取れなかったら、聞き取れた単語だけちょっと聞こえるようにつぶやくと、

講師の側で、あ～わかんなかったんだなとゆっくり言い直してくれますし、

最終的に、単語一個で何を言いたいか伝えてくれると思います。

こうなるともう英語ではないですが、
ともかく講師の側でもなんでもいいから伝えたいわかりたいと努力してくれますし、
これで通じると連帯感うまれますよ。これも醍醐味というか、大丈夫です。どうにかなります。

どうしても英語が怖い場合は初めに

と初めに口頭で言ってしまう！

言えなかったらコピーしてチャットボックスにペースト！←ワタシコッチでした。

このあたりのことは詳しく書いた記事がありますので、ぜひ読んでみてください。

そして、冒頭のママさんは海外旅行に行ったときにお子さんが英語を通訳してくれたらと語っていましたが、

子どものオンライン英会話につきあっていると、英語が聞き取れるようになり、英語が話せるようになります。

小学生がわかるくらいの英語からやり直せばみんな話せるようになるのです。

海外旅行、自分で行けるようになります。

ただで英会話習っているようなものですから。

そして、はじめだけプレッシャーを感じるかもしれませんが、言わなければならないことは決まってきますので、慣れたらなんでもなく、一緒に習うつもりで聞いていたら大丈夫です。

俳優鈴木亮平さんの楽しい本を一冊ご紹介します

文法じゃなくて伝え方。

簡単な英語でスマートに、感じ良く。真似してみたくなりますよ‼

オンライン英会話 小学生には無理？ポイント3「文法を習いたいので……」

小学生は文法から始めないほうがいいかもしれません。

人によりますし、絶対ではないですが、

苦手意識を持たないように、ゆるめにいやじゃないところから始めるのがいいと思います。

我が子は英語経験ゼロからオンライン英会話をはじめましたが、

英語は楽しい、好きだ、勉強ではないと思ってほしかったからです。

日本では英語を使うチャンスがないので、使わない英語の文法を学んで読み書きするだけの英語では
きっと嫌いもしくは苦手になるだろうと思い、
親と同じ轍(てつ)をふませないために、当初だいぶ半信半疑でしたが

新指導要領にならって導入期は英語に親しむ。たくさん聞いてたくさん言う。ところから入りました。

またうちの話で恐縮ですが、学研のオンライン英会話は繰り返し聞いて繰り返し言ううちにフレーズを覚えてしまうので、覚えきったところであとから文法を説明するとわりと簡単に理解できるのです。

小学生のコースはそれだけで2周くらい回せばかなり自信がつきます。

中学生の英語に進むと、指導要領に準拠したコースになっていますので、

聞いて、言う。に、書く練習と読む練習、空所補充も入り、覚えていく仕組みになっています。

今ちょうど中学生の英語をやっているのですが、小学生の英語よりも文字が多い、フレーズが長いので

結構集中してやらないといけないようです。だって、書かないで耳だけで覚えようとするからなんですがね。。

急ぐ必要が全くないので、何度でも同じレッスンを繰り返して、
先に進むよりは１００回でも練習するつもりで頑張っております。

こればっかりやっていると英語キライなるかもしれないと思い、
「絵で見てパッと英会話」というコースも同時受講して、
文法事項にとらわれず、いろいろ話せるレッスンも混ぜながら楽しくゆるく学んでいます。

のんびりやっても毎日レッスンすれば着実に英語になじんでいきます。

英語の語順に馴れてから覚えたフレーズで文法を学ぶと覚えやすいと思います。

高校生のころ100とか1000とか英文暗記させられたな。。苦行でした。

文法とか慣用表現を覚えさせられて、使ってみなといわれても、難儀だった記憶しかないです。

オンライン英会話 小学生には無理？ポイント4「続けられるか自信がない。怖い。」

きちんとした方ほど、ちゃんとやらなければと思うのですよね。

オンライン英会話を始めるときにはコツがあって、くわしくはこちらの記事をお読みいただければと思いますが、

参考；【オンライン英会話】 超初心者・子どもでもできる！初めて受講7つのコツ

メモと、ペンと、カンニングペーパーと受講する端末(PCなりタブレットなりスマホなり)を用意して、

レッスンで使うスライドを読み込んで確認したら、深呼吸してリラックス。

構えないことです。

ドキドキしない練習だと思いましょう。

先に進もうとか、うまく言おうとか、一切思わない。

1レッスン4日かかっても良い。それを3回くらい繰り返しても良い。

馴れることです。

力を抜いてらくちんにゆるく続けることが大切です。

英語学習で一番大事なことは極力毎日。ずっと続けることです。

毎日続けるってことは宿題をしたり、歯磨きをしたり、体操したりするのと同じでなければ続けられません。

そこにムダな負荷をかけないようにすることが大事です。

説得力がありますでしょう・・・。

少し前まで自分がそうだったからわかるのです。

我が子はいまや英語が毎日の大好きな習慣になりました。

わたしがずるして休もうと予約せずにPCを閉じようとすると、

「明日の予約した？してないよね？しましょう・・・誰にしよっかな♪」と。

英語ゼロむしろ私のアレルギーの分マイナスなスタートをして、英語好きになって、

中学の先取りまでできています。

もう英語の心配はしていません。ちょっと前から考えたら嘘みたいです。

絶望的な英語アレルギーだったわたしと子どもができたんだから、誰にでもできるんです。

じゃ、次の休みから始めようかな、とか思っちゃいますよね。

英語やらせなきゃ問題から離れたかったら我が家のように思い立ったらすぐに始めてしまうことです。

次の土日とかいうとまたやんないので。。

平日にやってダメージ出たらどうしようか。とか。

初めの3回くらいはそういうこともあります。うちの子も2回ほどは倒れそうなくらい緊張していました。
でも、慣れれば大好きな習慣になるものなので、そういうものだと思って忘れましょう。

あまりいろいろ考えないで、とにかく1ヵ月だけだと思って始めましょう。

魔が差したとしか言えない始め方だった我が家ですが、ゆるく長く、そして安く（笑）続けられる英語に出会えて本当に助かりました。

1ヵ月してどうしても合わなければやめちゃえばいいのです！

1か月後に改めて英語学習のやり方を考えたっていいわけで。

やめるのだって、誰にも会わずに余計な挨拶とか理由とか言わないでぽちっと辞められるのです。

まず、1ヵ月だけ。今から、やってみましょう。

きっと英語に対する心の風景が変わりますよ。　　　　　(しゅう)