2020年度教育改革を間近に控え、漠然とした不安にかられる時期になってきました
最近目にする不安なキーワード「小学生の外国語活動」「英語の教科化」「原則英語で行われる授業」「英語4技能」。お金をかけて塾や英会話に通わせようとしている方必見。幼児の頃から英語教室に通わせている方、いない方。実施されるまでは実態のよくわからない教育改革の、特に小学生の英語に焦点を当てて対策を考えます。
2020年度教育改革とは
この2020年問題を隅から隅まで勉強しましたが、この実像をはっきり語ることができません。理想とするイメージなのでぼやっと抽象的な状態でスタートして検証しながら進められるということなのでしょう。
概要は、今後10年~20年で現在の職業の49%が機械に代わる可能性がある。子どもたちの65%が現在はまだ存在しない未知の職業に就くだろう。少子高齢化人口減少、労働力の減少によりグローバル化された世界で日本国内でも外国人留学生を採用する企業が増加する。変化の激しい時代を生きる子どもたちが社会の中で競争・協調・協働し生き抜くための資質・能力を育成する必要がある。そのためには外国語を話す力(=コミュニケーション力)を強化し、合理的な問題解決を図る能力を育成する目的でプログラミング的思考を教育するということです。
プログラミング的思考については別にご紹介することにしまして、今回は英語です。
小学校3・4年生で英語活動5・6年生からは正式な教科としての英語
小学校では3・4年生で英語活動を、5・6年生では成績の付く教科としての英語科が新設されます。
具体的には、小学校中学年で週1コマ程度「外国語活動」を開始し、音声に慣れ親しませながら、コミュニケーション能力の素地を養う。つまり、「聞く」と「話す」をやるわけですね。
ECCのコマーシャルみたいな感じのことをする。
今回、研究授業を見せていただきました
英会話教室ではざっくりとレベルに応じたクラス分けが行われていますが、小学校のクラスでは子どもの英語体験に差があります。英語を習っている子はかんたんな単語を発しますが、習っていない子は発語しません。これを指導するのは大変だろうなと思っているとやはり担任の先生が全部通訳してくれます。
英語と触れ合ってはいるけれど、通訳なしでは難しい。
外国人の先生と子供たち直接のコミュニケーションが成立しない場合のメリットは、外国人に馴れることくらい。指導内容によっては英語は楽しいと思うかどうかも疑問です。語彙のない子は英語を嫌いになってしまうかもしれません。
その後、5・6年生になると成績のつく英語科が教科として設置されます。週2コマ程度です
3・4年生で行われた「聞く」「話す」体験に「読む」「書く」を導入しアルファベットの大文字小文字の読み書き、文字を書き写す、英語の語順への気づきなどを学習します。概ね中学一年生程度の英語を運用できるようにするのが目標ラインのようです。
これまではまず「読む」「聞く」をやってから「書く」、最後に「話す」だった流れを変えていくわけです。
このあたりから、中学校に入っていきなり難しい文法用語にぶつかって英語アレルギーを起こさないように、英語は言葉として楽しく学ぼうということなのかな、と思えてきますね。
実は専門家の間でも賛否の分かれるところでして、楽しい気分でやったら身に付くってもんではないという方、楽しくないから苦手になってコンプレックスを生んで結局しゃべれないままなのだという方、どちらも説得力のあるお話だと思いますが、ともあれ現実に指導要領として提供される内容は小学校中学年から「聞く」「話す」外国語活動、高学年から「読む」「書く」を教科として学ぶということになりました。
中学校・高等学校の英語はこうなる
その後、中学校、高等学校の英語では「原則英語で授業を行う」ことになり、特にこれまでウエイトが置かれてこなかった「話す」スピーキングを強化する。
中学高校の英語の授業が原則英語で行われるようになるということですが、これが実現するのは限定的にならざるを得ないようです。先生の英語力の問題やら、子どもの学習レベルやら解決すべき問題も多いようです
大学入試は
大学入試においてはこれら「聞く」「話す」「読む」「書く」の英語4技能を評価するために民間試験が導入されることになります。※施行直前で一旦白紙に戻されました。今後の方針は未定ですが発表があり次第追記いたします。
「読む」「聞く」「書く」はこれまでの大学入試でも行われましたが、話す「スピーキング」試験は初の試みで、これは公平に採点するのが難しい。安定するまでには時間がかかりそうです。
大学入試の外部試験導入については各検定ごとに「攻略法」があったりもするので、「スピーキング」試験がある場合にはこれに対する対策も含めて、利用する検定に準じて対策する必要がでてくるでしょう。
読む書くの基礎学習はこれまで通り水準を落とさず学習し、聞くと話すコミュニケーションの経験を積む必要が出てくるということになりそうです。
小学校から始まる英語に対策は必要ないのか
小学校3・4年生の外国語活動では成績もつきませんし。5・6年生でも評価の基準がまだあいまいですし。対策は特に必要ありません。が。
英語を習った経験のあるなしで外国語活動の価値が変わってくるのではないかと思うのです。その差は、英会話力なんていうようなすごい違いではなくて、簡単な英単語を知っているかどうかだけです。簡単な英単語でも知っていれば子どもの自信になるのです。
新しい指導要領に従って丸腰で英語指導を受ければ、おそらく英語の時間は完全に“お客さん”状態で過ぎるだけの全く学びのない時間になってしまうでしょう。それだけで済めばまだ良いほうで、悪くすれば中学以前からの筋金入りの英語嫌い・英語コンプレックスになってしまう恐れもあるわけです。
貴重な研究授業を見せていただいて、我が子に今必要なものはでる単だと思いました。
単語さえ分かっていれば多少は聞き取れるし、
単語がわかったら簡単な構文や例文を暗記して通じるかどうか発言してみるという手もあります。たったそれだけのことであわや蚊帳の外になりかねなかった外国語活動や英語の時間が英語大好きな子どもを育てる意義深い時間になると思うのです。
家庭学習として英検5級に取り組む
焦る気持ちを抑えて、ライバルが高額な英会話や学習塾にお金を落としているうちに英単語を暗記。まずは英検5級。英検が目的ではありません。あくまでも小学校での外国語活動と英語を生かすための英会話や学習塾に準ずる対策として取り組むのです。ここでがみがみやったら英語キライになってしまいますのでご注意を!
小学校で教科として取り入れる英語は卒業までに中学1年生程度の内容となっていますので、英検のスタート級であり中学初級程度の内容である英検5級を学ぶのが最適だと思います。
英単語を覚えると英語を学びたくなるでしょう。そうなればいよいよ英検5級を目指してみればいいですよね。英検は大学入試にも有利ですし。
おもしろくなってどんどん級が上がれば英語は得意科目になります。
そしてなにより、英語の授業コマ数が同じままでスピーキングを強化するとなれば、コミュニケーションに時間を割かれて積み上げていく土台の学習が確実に不足します。基礎学力がおぼつかなくなっては勝負にもなりません。英語の楽しさを味わいながらこっそり基礎学習もできてしまえば無駄がないですよね。
小学生の受検者も増えているそうでムズカシイこといっさい抜きの楽しいテキストをご紹介します
改行
【旺文社でる順パス単英検5級】英語に慣れていて、暗記ができそうな子におすすめ
約600語。音声ダウンロード付き。
↑↑↑こっちは優秀なお子様向けです。暗記が好きならばおすすめですが、面白くはない。天才秀才コース。
↓↓↓ここからは普通の子で、英語は初めて!という我が子のようなお子様におすすめです
英語がまだ勉強になっていないのですね
この様子なら英会話を始めてみてもいいかもと思いました
でも、お高いんですよね。時間もかかるし。結局行かなくなってムダになったり。
日本人の先生で10,000円前後外国人の先生ではもっとかかるので、それなりの効果を求めてしまいます。
読む、書くはこれまで通り実直に、地道に学習し、コミュニケーションを楽しみながらスピーキング、リスニング試験に対応するためにお安くてお手軽な習い事としてオンライン英会話を始めてしまうのがいいと思いました。
いまさら知りましたが、今どきの英会話はほんとにお手軽にできるのですね.
昔、親に頼み込んで高額な英会話スクールに行かせてもらったのに続けられなくていまだに反省している身としては、いつやめても負担にならない英会話なんて画期的過ぎて泣けます。
始めてみて合わなければやめてよし。高校受験や大学受験でスピーキングが必要になったらまた再開してもいいですよね。
英語が楽しくなるなんて、わくわくします。
と、ここまで書いておきながら英会話はまた今度ご紹介させていただきます
いましばらくおまちくださいませね
今からすぐに自宅で簡単に始められる小学生の効果的な英語学習法が知りたい。 でも、何から始めればいい? 親世代の学習法と違い「読み・書き」+「聞く」だけでなく、「話す」「書く・作文」アウトプット力も問われる時代に。どうやって両方効率的に学ぶ[…]
はじめての方には細かい疑問も多いオンライン英会話。始める前のその疑問、Kiminiを毎日使っているわたくしが解消いたします‼ 必要なもの、支払い、予約・キャンセル方法、休会・退会方法、環境確認、体験談やいざと[…]